実用性とデザインから考える。
■実用性 「収納」を考える
スッキリと片付いて見える空間
収納が足りなくて家の中が雑然としている・・・。
部屋が片付かなくて物があふれている・・・。よく耳にする声です。では収納スペースを大きく増やしたら解決できるのでしょうか?
むやみに広く大きく増やして、大きなものをしまうスペースが出来たとしても、普段使うものが出しっぱなしなっていては何の解決にもなっていません。
それぞれ使う場所の近くに 必要なものを収納できるスペースを考える。
空間を無駄にせず「見せてもよいもの」「隠したいもの」を明確にして空間の有効利用をしながら収納を考えましょう。
■実用性 「動線」を考える
ムダの少ない時間効率のよい空間
仕事や育児をしながら限られた時間の中で家事をする。
しかしながら「家事」と一言でくくってしまっても実際には色々な種類の作業が組み合わさっていて、それを毎日繰り返し行っています。
例えば・・・、洗濯物洗って、干して、たたんで、しまう。食品を冷蔵庫から出して洗って。切って、調理する。
食器を用意し、盛り付け、テーブルに用意する。食事が済んだら食器を洗い、乾かし、しまう。
毎日繰り返される家事を、無駄な動きを省くことにより時間短縮作業短縮になるよう「動線」を意識した配置や間取りを考えましょう。
■デザイン 「インテリアスタイル」を考える
インテリアスタイルをちぐはぐにしない
失敗しないインテリアづくりに必要なことは、インテリアスタイルを色々取り込まない、ちぐはぐにしないという事です。
自分の好きなインテリアはどんな感じなのか。どんな家具を心地よいと感じるのか。
カラーは何色系にしたいと思っているのか。などインターネットなどでデータとして保存して見てみると自分の好みの傾向が見えてくるはずです。
自分の目指す「インテリアスタイル」を明確にすることにより、センスアップされた空間づくりの1歩になります。
■デザイン 「カラー」を考える
色の配分によって部屋のイメージは変わる
カラーはインテリアにとって重要な要素の一つです。
目指すインテリアを作り上げるために色同士の組み合わせを考え具体的にどの色をどのくらい使うのか考えます。
色の配分はベースになる色(床・壁・天井等)は70%
メインにする色(ソファやカーテン等)25%
アクセントにする色(小物等)5%
この配分比を抑えておけば初心者でも失敗しない空間づくりが出来るでしょう。
記事監修
インテリアコーディネーター
金沢 力光
大手ハウスメーカーのインテリアコーディネーターを経て、フリーのインテリアコーディネーターとして独立。
「住まいごこち」にこだわり、戸建住宅・マンションのコーディネート・リノベーションを手掛ける。
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